チップソーは木材や金属プラスチックなど様々な素材を切断するための工具で、バンドーソーとは違い主に硬質合金(タングステンカーバイド)のチップが取り付けられています。しかし帯鋸と同じく長時間使用するうちに刃先が摩耗したり欠けたりして、切れ味が低下します。切断の効率が悪くなるだけでなくモーターや工具に負荷がかかりブレードの寿命も短くなります。
チップソーの刃先は数ミリ単位で細かく設計されており、刃先の研磨角度を正確に保つことが大切です。刃先の角度がズレると切断時に負荷がかかり思わぬ事故を引き起こす可能性もあります。そのため専門的な技術や機器が必要となります。
目立ての際にはトップと呼ばれる刃先の部分だけでなく、フランクと呼ばれる横方向の研磨も行います。この部分を研磨することで、チップソーがスムーズに食い込み切削面がきれいに仕上がります。
切れ味の回復とブレードの寿命の延ばし、作業効率の向上のためにも、定期的な目立てをお勧めいたします。